わたくしどもは、企業再生のための経営とファイナンスの支援をおこなっておりますが、さまざまな業界の再生ケースや破たんケースをつうじて、企業というものの「裸の姿」をみるときに、そこには、さまざまな理不尽があり、矛盾があり、ときには粉飾や不正、融資詐欺など、けして美しくないものが多いことに気づかされます。
経営上不健康なもの、適切でないものについて、それがなぜ生まれたのか、原因を現場でひもといていくと、結局は、「売れない」「市場に将来がみえない」といった、「経済問題」が原因であることに気づかされます。
弊社の活動の趣旨は、知性と努力によって、それぞれの「経済問題」を解決することにあります。それぞれの問題の「現場」に立ち、かくされた「経済」の力学を読み解き、それを制御しなおすことによって、財政悪化を解決すること。それが、わたくしどものプロフェッショナリティです。

リアリスティックに考えますと、およそステイクホルダー全員が、十分に「飯が食えている」状況でさえあれば、ブラックな労務管理も発生せず、大が小を搾取することもなく、数値のごまかしも、ステイクホルダー間の争いや、粉飾決算や企業犯罪も発生することはありません。

「飯が食えない」状況とは、不適切なマネジメントとリーダーシップにこそ、その根源的な原因があります。それが不健康なファイナンスを生んで、金融機関の信用創造に悪影響をもたらします。その構図の行きつく果てが、企業破たんであり、破たんは多くの人を不幸にします。

わたくしどもは、さまざまな企業様へのご支援をつうじて、全国各地の、さまざまな関係者の方達とご縁を頂戴しております。
さまざまな街の、さまざまな方達。その方達の、それぞれの顔を思いうかべながら、その顔が、明日にはもっと笑顔になりますように。
そのような思いで、日々の活動に精励しております。
わたくしどもは、わたくしどもの仕事によって、微力ながら、皆様の明日の笑顔のために貢献できればと願っております。